こんにちは!
今日は生理関係の話。
苦手な方はすっ飛ばしていただくことをオススメします。
私は生理が始まったのが中学2年生の時でした。
結構遅い方なのではと思います。
それからはとにかく毎月毎月生理痛との闘い。
35歳になる今までずっとひどい生理痛に悩まされてきました。
鎮痛剤なしでは到底耐えられる痛みではないので、始めの頃は市販のイブを。
じきにイブではとてもカバーしきれなくなり、ロキソニンを飲み始めました。
ロキソニンは本当に良く効いてくれたのですが、ロキソニンを飲んでいてすら痛みの半分以上が顔を出す程に本当に生理痛がひどい時が多く、同時に凄い下痢にも襲われ、毎月生理の時期には仕事に行っても仕事にならず、ひたすら苦しみ抜き、その日はもうろうとした意識の中で過ごすので、翌日その日の記憶はぼんやりとしかないような状態になってしまい、仕事にも支障をきたしていました。
万が一鎮痛剤を飲み損ねた時などは本当に大変で、お腹の激痛に冷や汗がドバドバ出て、体が震えだし、過呼吸になり、視界は真っ暗になり、耳鳴りで音が良く聞こえなくなり、とにかくのたうち回るという表現がぴったりの状態に陥ってしまうので、そうなるのが恐ろしく、生理が始まってすぐ出血を確認すると同時にすぐさまロキソニンを服用しないと、襲ってくるかもしれない痛みに緊張してしまって手が震えるほどのひどい状況でした。
そんな風にしてずっと毎月その時期は憂鬱に過ごしてきた私でしたが、たまたま行った婦人科で助けられることになります。
今日はその話についてシェアしたいと思います。
生理痛の原因は子宮内膜症?
子宮頸がんの検査の流れで婦人科を訪れた私。
そこで診察を終えた後に、何気に生理痛が激しくて困っているという話をしてみました。
これまでもまさに生理痛の痛みのことで産婦人科に行ったりと、滅多に行かない産婦人科に行く用事がある時には都度生理痛について相談したことがありましたが、だいたい特に子宮には異常なく、生理痛はあくまで人それぞれだから…
ということでこれと言った解決策を貰えたことはありませんでした。
ところで今回訪れた婦人科の先生、ちなみに女性の先生ですが、子宮頸がんの関連の検査は既に終わっていたにもかかわらず、再度診てくれたのです。
結果、ちょっと子宮内膜症気味ですね、とのことでした。
ついでにいうと、子宮がちょっと大きめなので、もしかしたらちょっと妊娠しにくいかもしれない、との情報も教えてくれました。
また子宮が大きい為、経血の量もそれに比例して多くなるということもその時初めて知りました。
子宮内膜症とは?
子宮内膜症というのは、妊娠する準備をする際に内膜が厚くなって、妊娠しなかったらそれが剥がれ落ちて生理として体の外に出されるのですが、長年妊娠しないままずっと生理を繰り返しているとどんどんその内膜が厚くなってしまった状態のことを言い、内膜が癒着してしまうことによって、剥がれ落ちる際により一層の痛み、生理痛が生じるということでした。
昔は女性は10代や20代前半に妊娠するのが当たり前の時代があり、それが逆に人間にとっては自然なことであり、妊娠している間生理もないわけで、その間子宮は子育てにいそしみ、それが体にとっても良いことだったんだそう。
反対にずっと妊娠しないまま生理を繰り返していると、使われない内膜が生理の度に排出されるとはいえ、どんどん厚くなっていってしまい、生理痛にも影響するというような話を先生がしてくださいました。
それを聞いて、目から鱗というか、ものすごく合点がいった私。
そうかなるほどなと。
結局私もものすごく内膜が厚くなっているというわけではないようですが、若干その気配があるということで、それに対応するために先生が勧めてくださったのが、ピルの服用でした。
ピル「ヤーズ」と「ヤーズフレックス」
先生が勧めてくださったピルが、「ヤーズ」と「ヤーズフレックス」です。
どちらも成分内容は同じものだそう。
ただ、服用の仕方にちょっと違いがあります。
ピルを服用することによって期待できる効果
まず、このピルによってどのような効果が出るのかというと、ピルを服用することで排卵をストップさせ、それによって生理が起こらなくなるので、子宮を休めることができ、内膜の厚みも改善されていくという効果があるそう。
ということで、生理痛の軽減につながるというわけです。
ヤーズ
まずはヤーズ。
最初に処方してくれたのはこのヤーズでした。
既に全部服用してしまった後の画像で申し訳ないのですが。汗
書いてある数字が飲み続ける日数です。
ヤーズは24日間ピルを飲み続け、25日から最後の28日までの4日間は休薬期間といって、実は内容はピルでもなんでもない錠剤を服用します。
単純に4日間休薬してそれが明けるとまた再開するというリズムを忘れてしまったり日にちがずれてしまったりするのを防ぐためのダミーの錠剤をその4日間は服用するということです。
この休薬期間4日間のあいだの3日目に私は毎回生理が始まりました。
1ヶ月目
- 経血…普段の半分程の量
- 生理痛…普段の半分程度の痛み
- 下痢…激しい
2ヶ月目
- 経血…前月よりも減る
- 生理痛…前月よりも軽減
- 下痢…激しい
3ヶ月目
- 経血…昼用羽無し普通サイズのナプキンで一日過ごせる程度
- 生理痛…イブを飲めば済む程度
- 下痢…そこそこ激しい
4ヶ月目
- 経血…前月と同じく昼用羽無しの普通サイズナプキンで十分。
- 生理痛…イブで十分。頑張れば鎮痛剤なしでも良さそうな程度。
- 下痢…なし
生理中は以上のような状態で、とにかく経血量が減りました!
そして何と言っても生理痛が本当に軽くなり、信じられないくらいに落ち着いたその時期を送ることができました。
ヤーズフレックス
5ヶ月目からはこのヤーズフレックスに切り替えました。
ヤーズを服用して2ヶ月目に一度婦人科へ行った際に、まだ生理痛がそこそこ激しい旨伝えたところ、いっそのこと生理をしばらく止めてみましょうかという話になり、このヤーズフレックスを5ヶ月目服用できるように出してくれました。
ヤーズフレックスはヤーズとは違って、28日間毎日ピルを服用します。
4日間の休薬期間がないので、その間に生理が始まることもありません。
基本的に120日間は生理はなくても大丈夫ということになっているそうで、連続して4ヶ月はこのヤーズフレックスを服用し続けることが可能だそうです。
というわけで、私も4ヶ月分貰ってきまして、現在ヤーズの時から合わせると6ヶ月目、ヤーズフレックスでは2ヶ月目の服用期間に入っています。
ヤーズフレックス服用1ヶ月目
- 経血…茶色いおりものといった程度のもの
- 生理痛…なし
- 下痢…なし
上に書いているように、ヤーズフレックスを服用し始めてから24日を過ぎたころ、茶色いおりもののようなものを確認しました。
私としてはおりものだと思ったので、気にせずそのままピルの服用を続けたのですが、実はそれがもう1週間程続いています。
タイミング的に実はこれは生理だったなという感じが今ではしているのですが、本来であればヤーズフレックス服用中に25日目以降に出血が確認できた場合には4日間の休薬期間を自分で設ける必要がありました。
私の場合これが生理だと気づかなかったので、今更中途半端なタイミングで休薬期間を作るのも微妙だと思い、今もピルの服用を続けています。
今服用中の2ヶ月目のピルのシートの24日間のあいだにずっとこのおりもののようなレベルの出血が続いた場合は、25日目から4日間の休薬期間を置こうと思っています。
なかなかピルに手を出しづらいというあなたへ…
と言っても、なかなか婦人科へ行く勇気が出ない、自分で出来る範囲でなんとかまずは対処してみたいという方にオススメのサプリがありますので、こちらも参考にしていただけるといいかと思います。
株式会社アルコの「女性のミカタ」です。
このサプリはハーブで作られており、生理前症候群(PMS)の改善を目的としています。
ハーブの力で女性ホルモンのバランスを整え、それによって生理前症候群を軽減するという効果が期待できます。
女性ホルモンに少なからず影響する成分が含まれているとのことで、ピルなどとの併用は勧めていませんので、その点注意が必要です。
生理痛自体にものすごく効果があるという物ではないかもしれませんが、生理前のイライラや精神的にキツイ部分をカバーできるとしたら嬉しいですね。
月経前のイライラ、生理痛、月の女性のお悩みケア「女性のミカタ」
生理痛がない日々って素晴らしい!
というわけで、こんな感じで現在ピルの服用真っ最中の私ですが、とにもかくにも、今後はピルなしでは生きていけないかもしれないというくらい、生理痛がない日々のすばらしさを実感しています!
もちろんピルには副作用もあり、合わない人はめまいや吐き気がしたり、血栓症のリスクも通常よりも高まるということで、水分を充分に取るように指導がありました。
そういったデメリットもあるにはあるのですが、幸いめまいや吐き気などは私は発症しませんでしたし、とにかく快適な日々を送っています。
生理がこないということは、生理前の気分がすぐれない感情やイライラ、食欲が増す、胸が張るなど、全ての生理前症候群からも解放されます。
今回は結婚式を行う11月までを目処にピルを貰っていますが、ピルをストップしてしまったあとにまた生理痛に悩まされる可能性があるのかと思うと凹みます。
子供を作るとなるその時までピルの服用をもしかしたら続けるかもしれません。
現在住んでいるオランダなどヨーロッパではピルの服用は避妊用の手段として一般的になっており、日本にいるよりも手軽にピルを入手できそうな気がしています。
合う合わないがあるので一概にオススメすることはできませんが、生理痛に悩んでいる方にピルの服用という手段があるということを少しでも知っていただけたら嬉しいです。